地域医療ってなんだろう? 湖東厚生病院での実習~五城目の町に触れて~その2

ここまで、お話楽しかったな~五城目いい町だな~みたいな感じになっていますが、これはあくまで地域実習です!ここからは五城目町の方に伺った、五城目についてまとめてみたいと思います。

五城目町ってどんな町?

〈魅力〉
朝市など伝統が続いている。
・顔が見える関係が築かれている。
・移住者の方が増えて、新しいものができている。
・移住してきて起業する方が多く、サポートもある。
ごじょうめ朝市Plus+で朝市の風景を残しながら、若者の出店や新たなチャレンジを応援している。


〈改善すべきところ〉
・高齢化が進み、人口が減少している。
・就職先がなく、五城目で育った人が外に出て行ってしまう。
・交通の便が悪い。車がないと秋田市までの通院が大変。
・住民が多く住んでいる朝市通り周辺のお店が減ってしまい、徒歩での買い物ができない。
・移住者が増えているが健康であることが前提であり、病院が少ないためそれを保証できない。
・移住できる人はここで仕事がある人に限られる。
・冬は雪に覆われ、活動量が減少する。

資料からだけでは気が付かないようなことがいくつもありました。実際に話を聞くというのは大切なのですね。

 お話を聞いて、五城目では訪問診療などを行う漆畑先生のような地域で活躍する医師が求められていると感じました。また地域医療をしているつもりでも、実際にその地域を見て住民の生の声を聞かなければ、本当の意味での地域医療はできないのではないかと思いました。町中では病院では聞けないような話が出てくるはずです。それをひとつひとつ拾っていくことで本当に求められているものが分かると思います。私もいつか漆畑先生のように、医師としてだけでなく住民としても地域の方と接し、本当に求められている地域医療に携わっていきたいです。この3日間はそのようなことに気づかせてくれた貴重な経験でした。

初めて会った人と話すのは緊張しましたが、みなさん優しくしてくださり、とても嬉しかったです。漆畑先生、五城目のみなさん本当にありがとうございました!

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