JPCA秋田県支部総会を開催しました!(1/2)

日本プライマリ・ケア連合学会 秋田県支部総会・講演会2022を行いました!

秋田県内でプライマリ・ケア医として活躍されている先生方をはじめ、遠隔でも多くのご参加をいただき、たいへん有意義な会になりました。

特別講演「実戦!プライマリ・ケア医だからこそできるLGBTQ診療」

特別講演では、医療者がLGBTQについて適切な知識と態度を学ぶコミュニティ「にじいろドクターズ」で代表理事を務めている坂井雄貴先生から、LGBTQ診療についてご講演いただきました。

講演では、LGBTQ/SOGIに関する基礎知識から、LGBTQの人々が医療機関の受診にあたって抱えている問題や診療において実践できることまで、幅広くご紹介いただきました。

日本においてLGBTQの人々は人口の3~10%くらいと言われており、診療においては日々の外来で毎日出会っている計算になります。しかし、医療者から十分な対応を受けられていないと感じるケースや、セクシュアリティを理由に受診をためらうケースがあるようです。

講演ではすべての人にフレンドリーな医療を提供するために、医療者としてどのようなことに配慮するとよいか、ご教授いただきました。特に、多様性に配慮した質問の仕方を心がけることや、自分の価値観を押し付けないようにすることは、医療現場だけでなく多くの場面で役立てられそうです。

パネルディスカッションの様子はこちら

プライマリ・ケア医にできること

プライマリ・ケア医は人や地域を診るという側面から、患者の内面的な問題に触れることも少なくないので、多様性に配慮して誰にとっても相談しやすいケアを提供することが特に重要だと思いました。

(西山)