第17回 日本プライマリ・ケア連合学会学術大会に参加し学んだこと・・・

医学科5年次 川床

今年度の日本プライマリ・ケア連合学会学術大会に参加し、将来の地域医療を担うものとして多くの示唆を得た。

私は地域医療に貢献したいという思いがあり、地域密着型の医療に関心を抱いてきたが、本学会への参加は、具体的なアプローチや今後の地域医療が目指すべき方向性を学ぶとても有意義な機会となった。

特に印象深かったのは、地域医療における多職種連携の絶対的な必要性である。

少子高齢化が進み、医療資源が限られる地域社会において、一人の医師が抱えられる役割には限界がある。
生活に密着した医療を提供するためには、医師だけでなく、看護師、薬剤師、リハビリ専門職、さらには社会福祉士やケアマネジャーといった多種多様な専門職が、それぞれの強みを活かしながらシームレスにつながることが不可欠であると学んだ。

日々の実習では、どうしても目の前の急性期疾患や最新の治療技術に目を奪われがちであった。

しかし本学会に参加したことで、退院した後に患者がどのような生活を送るのか、その背景にある家族関係や地域社会のコミュニティにまで視野を広げることの大切さに気づかされた。


プライマリ・ケアの視点とは、病気だけを見るのではなく、患者という「人間」とその「生活」を丸ごと診ることであると、改めて強く認識した。


今回の学会で得た知見は、今後の実習における患者へのアプローチを大きく変える契機となる。

将来、医師として医療を支える立場になった際、チーム医療の核として機能できるよう、医学的知識の習得はもちろんのこと、他職種への敬意とコミュニケーション能力を磨いていきたい。

そして、一人ひとりに寄り添い、信頼される医師を目指して、残りの学生生活と臨床実習に一層邁進する所存である。貴重な機会をありがとうございました。