学生が感じたプライマリ・ケア学会の温かさと学び

秋田大学医学科3年の工藤です。

今回、初めて日本プライマリ・ケア連合学会の学術大会に参加しました。

これまで総合診療に関するイベントには何度か参加してきましたが、学会ではさまざまな職種の方が立場にとらわれず質問し合い、互いの考えを伝えている姿が印象に残っています。

想像していたよりもずっと温かく、親しみやすい、アットホームな雰囲気を感じました。

秋田県内だけでなく、他県の先生方も学生の参加者に気さくに声をかけてくださり、多くのことを教えてくださいました。
学生である我々を温かく受け入れてくださり本当にありがたかったです。

■学会の中で特に心に残ったこと…「数値で突きつけられた、秋田の医療が直面する現実」

日本プライマリ・ケア連合学会理事長の前野先生のお話です。

日本全体に加えて秋田県の医師の需給の変化や、生産年齢人口の減少によって高齢者を支える人が少なくなっていくことを、具体的な数値とともにお話いただきました。

将来、自分が医師として働く頃の医療を考えると、秋田の山間部や小さな市町村では、人手不足や人口減少の影響、医療機関の縮小や合併などにより医療に関わる人々の業務、連携等の負担がいっそう大きくなること。

県内の全ての人が十分な医療を受けることがもしかすれば叶わない未来があるかもしれないということを直に感じました。

だからこそ、地域の人々の暮らしを知り、幅広い健康上の問題に向き合う総合診療医の役割は、これからさらに大切になると思いました。

病気の予防や健診の大切さを伝えること
病気になったときには一人ひとりに合った、本人が納得できる医療を一緒に考えること

それらを通して県民の人生が今より少しでも良いものになればいいと強く感じました。

■生まれ育った秋田へ還元できる医師を目指して


今回の学会を通じて、そうした医療を身近な場所で実践し、自分が育った秋田に学んだことを還元できる医師になりたいという思いがより強くなりました

今回このような企画を用意していただき、ありがとうございました。