学会発表「内科外来で診断し治療に結びついた男性更年期障害の一例」~JPCA東北ブロック支部学術集会~

 こんにちは! 専攻医1年目の木村です。遅ればせながら、先月行われた日本プライマリ・ケア連合学会第13回東北ブロック支部学術集会のご報告をさせていただきます。

 私事ですがコロナ禍で初期研修医期間の学会発表が叶わなかったこともあり、今回が初めての学会発表となりました。日々の業務に追われながらの発表準備は多忙を極めましたが何とか形にすることが出来ました。

 発表の演題としては男性更年期障害の診療経験を報告致しました。自分としては初めて経験する症例であり、文献と格闘しながらの診療となりましたが、こうして発表の機会をいただくに至ることができ大変感慨深いです。また発表順が初日の一般演題の中で最終だったため、内心、「もう皆さん町へ飲みに繰り出してしまっているんじゃなかろうか」という気持ちもほんの少しありましたが、そんなことはなく満員の会場で発表を行うことができ、東北JPCAの温かさを肌で感じることができました。同様の症例を経験したことのある先生方からのご質問、ご意見もいただくことができ貴重な機会となりました。

 意見交換会では色んな方とお話することができました。大学の垣根を越えて交流を深める学生さんたちの姿をみて、今後の東北の医療がよりよいものとなっていく期待感が膨らみました。また、他プログラムの専攻医の先生方ともお会いし、普段の診療や研修での学びについてそんなことまでやっているのか!と自分も鼓舞されるようなお話を沢山聞くことが出来ました。今後もこのような交流を続けて、東北の医療を盛り上げる仲間が増えていくことがとても楽しみです。

 発表翌日はプレッシャーから解き放たれて盛岡駅前の朝ランをしました。北上川の傍を歩くと、なんとなく秋の空気が感じられ、学会準備に追われているうちに季節が過ぎ去っていたことに気づかされました。専攻医1年目も折り返しとなりましたが、これからも日々精進していきたいと思います。

専攻医 木村結子先生の過去の記事はこちら