もはや「フェス」!? 第14回JPCA学術大会 in 名古屋

「学会」と聞いて、想像されるのはどんなイベントでしょうか。小難しそう、堅苦しそう、「素人質問」とは名ばかりの鋭い質問で追い詰められそう…。そう思っていた頃が私にもありました。

2023年のプライマリケア連合学会学術大会は、そのような雰囲気とは正反対の、もはや「フェス」だったのです。

診断技術を熱く説くレクチャーや、未来の診療を支えてくれる製品・サービスの紹介が行われています。かと思うとその数ブロック先には小さな「街」があり、絵の展示・実演を行うアーティストや、バドミントンに興じる子供たちがいます。

音のする方を見ればライブが行われ、美味しそうな香りにつられて歩けばキッチンカーが並んでいるではありませんか。これは、めいっぱい学んでいろいろ体験してみなければ損というものです。

ということで、時間の許す限り多くのコーナーに顔を出すことにしました。インタラクティブ・セッションに参加し、看護の業務改善についての講義を聞いたり、家族カンファレンスについて他の参加者さんと議論したりしました。

その合間に、「インクルーシブスイーツ(嚥下障害の有無にかかわらず美味しく楽しめるスイーツ)」に舌鼓を打ち、お灸でツボをじんわりと温めて癒しを得ました。

見たこともなかった知識、新旧様々の人々、そして美味しいもの…たくさんの出逢いに恵まれて、この学術大会は幕を閉じました。「現地で聞けなかったレクチャーも後でオンデマンドで見よう、次に参加する時にはもっともっと満喫したいな…。」そんなことを思いながら、帰りの飛行機内では睡魔に秒殺され、機体の揺れに合わせてヘッドバンギングしながら眠ったのでした。

JPCA2023 参加報告