よりよい日常のために力になりたいという熱意が素敵すぎる ~第14回JPCA学術大会2023へ参加して~

第14回プライマリ・ケア連合学会学術大会in名古屋!        #JPCA2023

 5月12日から14日の3日間、愛知県豊田市・名古屋市で第14回プライマリ・ケア連合学会学術大会が開催されました。医学の域を超えた多分野の企画・展示があり、非常に楽しく熱量のある会でした。秋田からは指導医・専攻医・学生と、10名近くが現地参加しました!

< 研究セクションで発表してきました >

私は「次世代医療との融合」という一般演題セッションにて、「秋田県における好酸球性血管浮腫の特徴と発症時期、マイコプラズマ感染症との関連の考察」という題で発表させていただきました。

《 発表内容 要約 》

 好酸球性血管浮腫とは、好酸球が著明に増加し四肢遠位に浮腫をきたす疾患で、比較的珍しい疾患です。症状を反復するものとしないものがあり、反復しないものはNon-Episodic Angioedema associated with Angioedema(NEAE)と呼ばれ、日本で報告されている好酸球性血管浮腫はNEAEほとんどです。
12例のNEAE症例の特徴をまとめ、発症時期とマイコプラズマの先行感染との関連を考察しました。
発症時期は9~12月が多く、マイコプラズマ感染との関連は明確にはなりませんでしたが何らかの感染症との関連はありそう…という結論でまとめました。

質疑応答にも何とか回答することができ、無事発表を終えることができました。応援に来てくれた皆様、ありがとうございました!

 ●お楽しみ♪
懇親会 学会会場お隣のレゴランドだったんです!生憎の雨でしたが、関係なくアトラクションや園内散策を楽しんじゃいました♪
レゴで作られたミニチュア世界は圧巻です!                 写真は松本奈津美先生と対決!! →→

 よりよい診療にしよう、より健康でいられるようにしよう、より幸せに生きられるようにしようという思いを持った人がたくさんいて、それぞれが従来の医療の在り方にとらわれずに様々な形でその想いを表現していることに非常に感銘を受けました。
 例えば、「住まい健診」を行ってその人の身体機能と住まいの状況を理学療法士が評価し、リハビリや住宅改修の必要性をもとに、自宅で住み続けるのかどうかを考えたり。
嚥下機能障害がある人もない人も同じように食事を楽しめるように、見た目や味を損なわないままに嚥下しやすいケーキを作ったり。
 心地よい空間になるように、病院の廊下や診察室にアートを施したり患者さんに似顔絵をプレゼントしたり。

ほかにもたくさんの活動があり、それぞれがよい暮らし、よい人生の助けとなれるよう尽力されていました。
 病気は、人生に大きな影響を与えるものであり、病気を取り扱う医療はその人の人生を損ないうるものですが、「医療×〇〇」の力で、病気があっても豊かに生きていけるようにする視点は私も持っていたいと思います。

素敵な活動をされている方々をたくさん知れたことが、今回の学会での大きな収穫です。

◆◆◆ おいしいもの ◆◆◆

名古屋はおいしいものが多い!

名古屋コーチン親子丼

味噌煮込みうどん

みそカツ

 名古屋メシを堪能させていただきました。