シンポジウム「あきた塾2022」に参加しました!(No.2)

秋田県と連携し、学生向けシンポジウムを開催しました。今回は「赤ひげ先生に聞く!」のトークセッションのコーナーで司会を担当してくれたお二人に”あきた塾2022”に参加した感想を聞いてみました。

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秋田大学医学部医学科3年の鈴木佐和子と申します。この度、あきた塾に参加しました。私はこの会に参加するまで、赤ひげ大賞とは何か知らなかったのですが、その偉大さ、また市川先生の仙北地域への貢献度を理解することができました。

赤ひげ大賞は、日本医師会などが主催し、地域の医療現場で長年にわたり健康を中心に地域住民の生活を支えている医師に贈られる賞で、2022年は全国から5名の先生が受賞しています。そのお一人が市川先生です。
市川先生は兵庫県姫路市のご出身ということでしたが、故郷から遠く離れた仙北市で働かれていることに、非常に驚きました。
先生は若い頃から農村と関わるような働き方をしたいと思っていたとのことです。

農村には農村の価値観があり、忍耐強く、身内の絆が固いという良い点もありますが、他の地域から来た人間は打ち解けにくかったこともあったのではないかと思いました。 市川先生も西明寺診療所に赴任された直後は、思っていたように行かないこともあって苦労されたとのことでした。そのような中で、仙北地域の住民の健康を考えてお仕事をされ、すっかり住民に慕われている市川先生の生き方に感銘を受けました。
医師としてどのような道を歩むのか正解はありませんし、医師の数だけ進む道があると思います。しかし、医師として働く以上、患者さんの役に立つように生きていきたいと思いました。

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