地域における病気

症状を訴える地域住民のうち、実際に病院を受診する人はかなり少ないことが知られています。
マクウィニー家庭医療学 第3章「地域における病気」を使って、病者役割と受療行動について考えました。

受診を控える住民がどのようなセルフケアを行っているか、そういった住民にどのようなアプローチをするかについて、先生方の知識や経験を交えて意見交換しました。

日常生活の中で頻繁に起こり得る健康問題に対処するために、何でも相談できるプライマリ・ケア医の充実と周知が重要だと思いました。また、受療行動「その患者はなぜ来院したのか」を理解することで、患者中心の継続的な医療提供ができるというお話に共感しました。

今日は、日本プライマリ・ケア連合学会 学生研修医部会(PCs)の皆様が、今後の参考にとオンラインで輪読会の見学に来てくださいました。

家庭医療を理解しより良くするための様々な取り組みが行われていることが感じられて、私も多くの人たちにより良い医療を届けられるよう頑張っていきたいと決意を新たにしました。

(西山)