東北の地から、
絆を繋ぐ総合診療医を育む。

「総合診療マインドの醸成」による意思統一 

高齢化・過疎化が進む地域医療に対応し、
一次医療~三次医療のすべての医師達が、絆・繋がりを持って連携が図れる医療体制の構築と、
人に寄り添い地域に根を張る “総合診療マインド” を持つ医師を育むための、
東北日本海側の総合診療医のハブとしてネットワークを構築します。

※「総合診療マインド」とは
患者と家族、地域生活環境等を考慮しながら診察し、総合的に患者・家族にとって最適な治療をする思考。

GP NET(東北日本海側総合診療医絆ネットワーク)について

もしあなたが、本気で地域のヘルス・プロモーションや全人的医療の実践に取り組もうと思うなら、どの専門領域に足場を持っていても「総合診療」と呼ばれるカテゴリーに必ずつながります。

GP NETは総合診療のみならず、家庭医療、総合内科、救急・初期対応、病院総合診療、老年医学、緩和ケア、感染症、リハビリ・予防医学、公衆衛生などの関連領域の生涯教育を含めたハブとして、以下の活動を中心に、持続可能な地域医療体制を実現していきます。

1,いたるところにあるプライマリ・ケアのやりがいと技術、地域とそこに暮らす人の魅力を可視化し、結びつけ、育てていきます。

「ともに学びあう」というキーワードを通して、地域医療の熱意をお伝えしていきます。所属組織や専門分野に関わらず、地域のプライマリ・ケア医とともに、ホームページ、SNS、クラウド、web会議ツールなど、柔軟な形でGP(General Physician/General PractitionerのGood Practice)の絆(nexus)を繋ぐ新しい(new)ネットワーク(network)を形成します。このためにも、インターネットを最大限に活用し、社会的制約・リソース・距離・時間といった問題を越え、現実の絆を構築し、地域社会に還元できる土壌を作ります。

2,どこにいても、質の高い総合診療の卒後教育や生涯教育を完遂できる系統的システムを構築します。

広域での総合診療教育を実現させるためには、地域包括ケアを実践している現場の指導医と、新しいカリキュラムを経験した指導医を融合させていく必要があります。このために、秋田県内にある4つの総合診療専門医育成プログラムを統合します。また、FDの機会を創出し、人的・物的な教育リソースを共有することで、ともに学びあう場を提供します。地域病院に勤務する医師も、そのまま安心して新専門医制度で研修でき、生涯教育としてもサポートを受けられる体制を整備し、孤軍奮闘が強いられかねない地域医療を未来につなげていきます。経験年数や職位、所属に関係なく意見でき、心理的安全性が保たれる組織を作ります。

GP NET設立発起人
秋田大学医学部附属病院総合診療医センター
センター長 植木 重治

市立大森病院
病院長 小野 剛

秋田厚生医療センター総合診療研修センター
センター長 畑澤 千秋

明和会中通総合病院
診療部長 五十嵐 知規