2025.12.12 Fri
メンタルケア講習会 for 介護職―あなたの心、大丈夫そ?
突然ですが、読者の皆様…

冷たい風±雪に身も心も冷え固まりがちな、冬の始まり。
秋田市の介護ワーカーさん達に向けて、「介護職のメンタルケア」を説いてきました。

顧客(患者、施設利用者)の心に安らぎを与えるために、ともすれば自分の心を抑え込み、見て見ぬふりしがち。
顧客の健康や生命を預かり、常に気を張って緊張しがち。
医療介護ワーカーは、「感情労働」という言葉通り、「心」を費やして仕事をします。
(私自身にも大いに心当たりがある、もとい、心当たりしかありません)



そんな業界ですから、費えた心をケアして自分を大切にすることは、決して「甘え」ではありません。

体調を整え、考え方や感情を見つめ直し、そして助けてくれる相手(人、窓口、公的機関…)を持つこと。
これらが、自分も顧客もハッピーになる為の、必須の「技術」なのです。

…という講釈を垂れてきました。
このプレゼンを作っている間、そして発表する時、我ながら図星を突かれる思いでした。
私自身、文字通り命が懸かった業務の狭間で知らぬ間に心をすり減らし、回復しきらないまま次の業務に臨むことが常になっていますから。
自分の心に意識を向け、ケアすること。
それは職業に関係なく、すべての人間に必要なことのはずです。
私も、患者に勧めるだけでなく、自分自身に対して心掛けようと思います。
読者の皆様も、どうかくれぐれも「ご自愛」下さいませ。