2024.07.18 Thu
Cureus誌に、新型コロナワクチンに関する論文が掲載されました!
こんにちは、社会人大学院4年生(総合診療部)の引地です。
先日、Cureusというオープンアクセス医学誌に、新型コロナワクチン接種後の症状に関する「original article」 を投稿したところ、無事、アクセプトされました。
Cureusに掲載された論文は、これで3つ目になります。
Cureusは、以下の3つの点において、初心者でも投稿に挑戦しやすく、非常に魅力的と感じています。
1. Webのプラットフォーム上で、投稿作業がサクサク進む!
2. 査読者は、否定的な立場ではなく、肯定的な立場からコメントしてくれる!
3. 論文投稿から掲載まで、とにかく早い!
以下、個人的な経験を踏まえて、詳細に触れていきます。
1. Webのプラットフォーム上で、投稿作業がサクサク進む!
本文は、フォーム内に、コピペ作業で挿入するだけ。
また、画像や表も、自分が挿入したい本文内に、挿入するだけで、とっても簡単な上、自由度が高いです。
2. 査読者は、否定的な立場ではなく、肯定的な立場からコメントしてくれる!
私は、他のジャーナルで “Reject”の通知が来るたび、またか・・と傷心していました。
まるで、研究そのものを否定されたかのような辛辣なコメントに涙したり。Rejectうつの当事者には、査読者からのコメントは、大きな大きな越えられない壁として、のしかかってくるのです(この業界ではよくある話。)
ところが。
Cureus の査読者は、まさに peer-reviewの精神で、建設的なコメントをくださいます。
しかも、プラットフォーム上で、論文のどの箇所が、どのように疑問か、とコメントを入れてくれるので、こちらとしても返答しやすいし、説明しやすい。まさにCureusが、次世代型の投稿・査読システムだと評価される所以だと思います。
3. 論文投稿から掲載まで、とにかく早い!
初めに、編集部と、以下のメールのやりとりが数回あります。
・体裁的なミスの指摘(+プラットフォーム上で修正作業)
・無料か有料かの決定
・2人のreviewerの決定
その後、しばらく(1-3日)待っていると、reviewerからコメントが入ります。
プラットフォーム上で返答しつつ、論文の修正作業を行います。
その後
・修正したものを投稿(もし必要な場合、再review、修正の作業の繰り返し)
・編集部の最終判断
を経て、いざ、論文掲載、おめでとう〜!!というノリの連絡が入ります。
やったね!
今回のタイムコースだと、review開始から論文掲載まで、10日間でした。
他誌だと、ありえないスピードですね。
初めてでも投稿しやすい上、研究者の背中を押してくれるような医学誌は貴重だと思います。結果が認められれば、研究意欲も湧いてきますからね。研究は継続なり! 私も次の論文へ、引き続き精進します!