Clinical Image論文 -投稿経験記-

論文投稿にあたり、植木教授には何から何までご指導いただき、ご尽力いただきました。この場を借りて、改めて御礼申し上げます。

2年ほど前にも、植木教授にご尽力いただき好酸球性血管浮腫についての論文を投稿しました(PMID: 40933435)。今回は2度目の論文投稿ですが、私はまだまだ不慣れです。

投稿サイトの英語の解釈が合っているか不安になったり、用語の意味がわからずいちいち調べたりしながら投稿準備を進めていきました。

今回の論文投稿の経験から感じたことや学んだことを皆様に共有させていただきます。

●本文だけ準備すればいいんじゃないんですね

論文って、本文を書くのがまず大変だと思います。でも、本文をまとめたらそれで終わりじゃないんです!

著者名と所属、責任著者の連絡先、キーワードの選定、COIの開示、著者の役割、などなど…本文に至る前に記載しなければならない事柄がたくさんあります。

また、メインの原稿以外に、カバーレター(編集長に向けて、論文のアピールや査読への感謝を伝えるお手紙)や、必要であればSupplemental(補足データなど)を準備するなど、いざ投稿システムに向かう前にやることが意外とありました。

そして、投稿システムに入ってからも、原稿をアップロードして終わりではありません。
COIの開示や著者の役割の記載、倫理委員会に関することや重複投稿していないかなどの様々なチェック項目に答える必要があり、不慣れな私は投稿手順を終えるまでになかなかに時間がかかりました。

●リジェクトされたらまた次へ…

はじめはArthritis & Rheumatologyに投稿してみたのですが、なんと論文採択率は14%以下とのこと!
ご多分にもれず、私もリジェクトされてしまいました。
投稿先によっては採択率が非常に低く、アクセプト(採択)されるのは本当に難関なことなのだと実感します。

リジェクトの返事をいただいた後、The Journal of Rheumatologyの投稿規定を確認して体裁を整えて投稿し、アクセプトしていただけました。

おおまかな流れは似ています。しかし、Title Pageの書き方、単語数や参考文献数の制限など、投稿先によって細かいルールが異なります。そのため、体裁を整えるのにはやや時間がかかりました。

●Revisionの提出の仕方にもお作法が!

アクセプトのお知らせがきても、最初に提出した原稿がそのまま掲載されるわけではありません。

査読者から修正指示が出され、それに対応し再提出する必要があります。
再提出の際にも、修正した原稿をアップロードして終わりではありません。
カバーレターも書き直す必要がありますし、査読者からのコメントに対しても1つ1つ返事が必要でした。

実は前回の好酸球性血管浮腫の論文投稿の際にはこれらのお作法を知らないまま再提出してしまい、大変無礼な振る舞いをしてしまいました…。

以上が、私が今回の論文投稿で感じたことや学んだことなどです。

論文投稿では、原稿作成だけでなく付随するたくさんの手順が必要で、正直なところ煩雑です。

しかし今回で2回目の論文投稿を経験したことで、1回目のときよりもより確かな経験値を得ることができました。
経験を重ねたことで、すごく高くて乗り越えるのは無理と思っていたハードルが、少し低くなったように感じます。

やったことがあることを薄くても広げていき、自分の幅を広げることは、対象とする人や臓器を限定しない総合診療医にとって重要なことです。

今回、貴重な機会をいただけたことに感謝いたします。
もしも3回目の論文投稿機会があったら…もう少しスムーズにできるよう頑張ります!