2025.08.08 Fri
日本プライマリ・ケア連合学会学術大会に参加して
自治医科大学医学部2年 石川珠羽
私は今回、初めて学会というものに参加した。
以前までは論文や研究というものにあまり興味がなく、学会もそういったものを発表する堅苦しいものをいイメージしていたが、過去に参加した先輩や兄の勧めで参加することした。
実際に学会に参加してみると、研究などの難しい内容もあれば、身近な内容の討論型のセッションがあったり、学生同士の親交を深めるためのセッションがあったりなど、予想以上に充実した経験を得ることができた。
学生同士の親交を深めるセッションでは、普段では関わることは無いであろう他の大学の医学部の方々との会話を通して、その大学ならではの医療への取り組み(滋賀大学のびわふぇすなど)を知り、自分の視野を広げる良い機会となった。
その他のセッションでは特にセイコーマートの社長の特別講義が面白かった。どうしても医学の内容だとまだ知らないことが多く理解が追いつかないまま進んでしまう講義が多かったが、この講義は多くの人に分かりやすく作られていたため非常に理解がしやすく、内容も医学とはまた異なるものだったため、学びが非常に多かった。普段の医学の勉強や環境では得られない、経営ならではの考えやアイデアを得ることができたと思う。
ポスター発表のセッションでは、秋田大学などを含め、先生方だけでなく多くの学生も発表をしていた。高校の時の総合学習の研究発表で一度ポスター発表を経験しているが、そのイメージとは異なり、研究発表よりかは珍しい疾患やちょっとした新しい発見などの、報告が主体で、その多くが今の自分では理解が難しかった。隣にいた兄が多くを解説してくれたものの、それでもなお、理解ができたものは少なかった。今現在、試験を落とした科目は無いが、医師になるためにはまだまだ頑張らなければならないと痛感した。
今回の学会参加では、質の高い多くの学びを得られたので、これらをこれからの生活に活かし、地域に寄り添える医師として活躍できるようこれからも頑張っていきたいと思う。

