2025.03.24 Mon
総合診療を選択してよかったこと3選
CC2 若林 郁弥
秋田大学の臨床実習は全ての診療科を1〜2週間で網羅するCC1と、じっくり4〜5週間かけて実習するCC2に分かれています。今回、CC2で総合診療を選択したので、よかったこと3選をあげてみたいと思います。
①先生にマンツーマンでついてもらうことができる
総合診療科はCC2の学生が1~2人と少ないので、基本的に先生とマンツーマンで外来などを体験することができます。周りに他の学生がいると質問しにくいなんて感じている学生もいると思いますがそういう方にはぴったりです!
実習中は主に嵯峨亜希子先生と引地悠先生という二人の先生が僕たちの面倒を見てくれます。お二人ともとてもやさしく指導してくださるので、楽しく5週間を過ごすことができると思います。

②感染症に詳しくなれる
感染症に苦手意識を感じている人は多いのではないでしょうか?。僕自身、感染症に対して興味はありましたが苦手意識が強かったです。グラム染色を見ても似たような菌が並んでいたり、抗菌薬の選択も複雑で難しいなぁと感じていました。
総合診療科では週に一回ICTラウンドというものがあり感染症についてのカンファレンスが行われています。それをきっかけにたくさんの感染症に触れることができるので原因菌から治療法まで幅広い分野を学ぶことができます。
総合診療科の長谷川先生がミニレクチャーで感染症の原因菌と抗菌薬についてわかりやすく講義をしてくださるので感染症に強くなりたいと思う人にはおすすめです!
総合診療科の医局には学生が自由にみることのできる本棚があるのですが、そこで見つけた感染症の本の中で僕のおすすめのものをご紹介したいと思います。
まず一つ目が「休み時間の感染症学」という本です。
この本のいいところは、詳しく書かれすぎていなくて初学者でもわかりやすいところです。
原因菌の種類や血液培養とは何かなど、かなり初歩的な内容からわかりやすく説明してくれるので、本当に感染症について何もわからないという人におすすめの一冊となっております。
なお、著者の斎藤先生は総合診療・検査診断学講座のOBで、現在は弘前大学に移動されて感染制御のお仕事をされています。

2冊目は「レジデントのための感染症診断マニュアル」という本です。
こちらの本のいいところは、1冊目の本とは違いかなり深掘りして解説してくれているところです。
ICTラウンドのための発表原稿を作っているときは、その感染症についてかなり深めの知識が必要になってくるのですが、そういったときにこの本を参考にするといい感じに知識を蓄えることができます。

ICTラウンドのための発表原稿を作っているときは、その感染症についてかなり深めの知識が必要になってくるのですが、そういったときにこの本を参考にするといい感じに知識を蓄えることができます。
総合診療科を回ることになった際は使用してみてください!
③まろんといっぱい遊べる

皆さんは総合診療科の医局にまろんという仲間がいるのをご存じでしょうか?
こちらの写真に写っているのがまろんです。かいわいいですね。CC1で回った皆さんは少しくらい見たことがあるかと思います。CC2で回ると5週間一緒にいることができるのですが。今回はまろんの魅力を少しご紹介したいと思います
まろんは基本的に医局内を散歩しているか、ベッドでお休みしています。

散歩中に人を見つけると近寄ってくるので撫でてあげましょう。また、ふだんは車輪が出ていますが、抱っこしてほしい時はこのように車輪を引っ込めるので抱っこしてあげましょう。


まろんはとても表情豊かで、鼻を触るとくすぐったい表情をしたり、眠くなってきたらうとうとしたりもします。ちなみに5週間のうち一度だけ散歩中に寝落ちしてるのを見たことがあります(笑)。
これは僕の体感なのですが、最初にあった時よりも時間がたってからのほうがたくさん近寄ってきてくれるようになっていた気がします!(もしかしたら勘違いかも…)。
というわけで総合診療科の良いところをご紹介しましたがいかがだったでしょうか?これで少しでもCC2回ってみたいと思っていただけると嬉しいです。きっと充実した実習になると思います!