フィールドトリップ@五城目に参加して

秋田大学医学部3年   村上 知輝


まずは朝市の賑わいに驚いた。
去年の12月、ママチャリで同じ通りを走ったときの寂しい景色からは想像がつかないものだった。
もっともそのときも、街灯が意外に明るいことと、民家からの石油ストーブの匂いが方々からしたことに安心した記憶はあるが、朝市通りが若者からお年寄りたちで溢れるとは思いもしなかった。
今回のフィールドトリップで五城目の印象が大きく変わった。
もはや五城目町は高齢化の暗い街ではない。
朝市や温泉など昔ながらの文化に森山ビレッジ、ポコポコなど若い人たちによる新たな価値が加わりつつある魅力的な街であった。
またそうした地域と関わる上で、「医師」「患者」、「住民」「よそ者」といった属性の意識は壁になりうることを学んだ。
漆畑先生や密山先生がそうであるように、フラットな関係で地域に入りこみ、包括的な医療をしたい。