令和6年度秋田県委託事業「総合的な診療能力を持つ医師養成の推進事業」地域医療実習報告会を開催しました

8月21日から23日までの3日間、自治医科大学医学部の1~4年生が県内の各病院で地域医療実習を行いました。


今年は10名の参加で、大館市立扇田病院、北秋田市民病院、阿仁診療所、市立大森病院、羽後町立病院に学年ごとに分かれ実習を行いました。



実習の最終日である23日の夕方は、秋田大学のシミュレーションセンターにて報告会を行い、腹部エコーや救急初期対応のレクチャーと、それぞれが実習で経験したことや感じたことを共有しました。

報告会には自治医科大学OB・OGの先生方も来てくださり、ご自身の経験を踏まえた貴重なお話をいただきました。
OBの先生から、「将来自分が働き、そして生活する可能性のある地域の雰囲気を知ってもらうのも、この実習の大切なところ」というお話がありました。
医学生の皆さんはこの実習を通して、地域医療の在り方や医療者と患者さんの関わりなどを学ぶとともに、将来自分がどんなところで働くのか、より具体的にイメージを持つことができたのではないかと思います。

報告会後は懇親会も行いました。昨年参加した学生から秋田県内で働いている自治医科大学の先輩の先生方と話す機会があればよいという意見がありました。

そこで自治医科大学OBである大曲厚生医療センターの渡部敦先生に取りまとめていただいて懇親会を開催しました。OBOGの先生方も懇親会に参加され盛況な会となりました。渡部先生、幹事ありがとうございました。

秋田県内のいろいろな地域で実習を行っていますが、参加者の学年が上がると地域医療についてこれまで気が付かなかった点も考えていくと思います。この実習で得た新たな視点や同じ秋田県で将来働く人達とのつながりを大切にしていただければと思います。