Cureus誌に、新型コロナワクチンに関する論文が掲載されました!

こんにちは、社会人大学院4年生(総合診療部)の引地です。

先日、Cureusというオープンアクセス医学誌に、新型コロナワクチン接種後の症状に関する「original article」 を投稿したところ、無事、アクセプトされました。

Cureusに掲載された論文は、これで3つ目になります。

Cureusは、以下の3つの点において、初心者でも投稿に挑戦しやすく、非常に魅力的と感じています。

1.     Webのプラットフォーム上で、投稿作業がサクサク進む!

2.     査読者は、否定的な立場ではなく、肯定的な立場からコメントしてくれる!

3.     論文投稿から掲載まで、とにかく早い!

以下、個人的な経験を踏まえて、詳細に触れていきます。

本文は、フォーム内に、コピペ作業で挿入するだけ。

また、画像や表も、自分が挿入したい本文内に、挿入するだけで、とっても簡単な上、自由度が高いです。

2.     査読者は、否定的な立場ではなく、肯定的な立場からコメントしてくれる!

私は、他のジャーナルで “Reject”の通知が来るたび、またか・・と傷心していました。

まるで、研究そのものを否定されたかのような辛辣なコメントに涙したり。Rejectうつの当事者には、査読者からのコメントは、大きな大きな越えられない壁として、のしかかってくるのです(この業界ではよくある話。)

ところが。

Cureus の査読者は、まさに peer-reviewの精神で、建設的なコメントをくださいます。

しかも、プラットフォーム上で、論文のどの箇所が、どのように疑問か、とコメントを入れてくれるので、こちらとしても返答しやすいし、説明しやすい。まさにCureusが、次世代型の投稿・査読システムだと評価される所以だと思います。

3.     論文投稿から掲載まで、とにかく早い!

初めに、編集部と、以下のメールのやりとりが数回あります。

・体裁的なミスの指摘(+プラットフォーム上で修正作業)

・無料か有料かの決定

・2人のreviewerの決定

その後、しばらく(1-3日)待っていると、reviewerからコメントが入ります。

プラットフォーム上で返答しつつ、論文の修正作業を行います。

その後

・修正したものを投稿(もし必要な場合、再review、修正の作業の繰り返し)

・編集部の最終判断

を経て、いざ、論文掲載、おめでとう〜!!というノリの連絡が入ります。

やったね!

今回のタイムコースだと、review開始から論文掲載まで、10日間でした。

他誌だと、ありえないスピードですね。

初めてでも投稿しやすい上、研究者の背中を押してくれるような医学誌は貴重だと思います。結果が認められれば、研究意欲も湧いてきますからね。研究は継続なり! 私も次の論文へ、引き続き精進します!